人気ブログランキング | 話題のタグを見る
「人生100年時代を生きる時代」の栄養士の使命とは。

「人生100年時代を生きる時代」の栄養士の使命とは。_d0047170_17003783.jpg

ご感想 野口佐奈絵さん
(東京都 ヘルスケア・コミッティー株式会社
「食コーチング」第2期修了 管理栄養士)


2017年128日(土)に、

女子栄養大学駒込校舎で開催されました、
大橋禄郎先生のセミナーの
ご報告をさせていただきます。

主催は、女子栄養大学の卒業生で立ち上げられた会、
「カフェSSN」と「診療所に勤務する栄養士の勉強会」
というグループの共催です。
(私は、診療所の勉強会の世話人として、
 会の企画や運営などお手伝いをしています)

大橋禄郎先生にご登壇いただくのは、
今回で2回め。
テーマは、
食と健康情報の鮮度を高めるための7つのポイント

3時間半、栄養士・健康支援者の礎となるお話を
受講いたしました。

セミナーの企画時点で、世話人の大先輩方と
議論していた、次のような「モヤモヤ」を
大橋禄郎先生から、そして、いつも支えてくださる
パルマローザのみなさまと受講でき、
とても清々しい気持ちになりました。

たとえば、「モヤモヤ」とは、
・そもそも栄養士とは、どのような存在なのか。
 それらを再認識することで、日頃のお仕事を通じて
 社会への貢献度が異なるのではないか。

・そもそも「栄養バランス」を
 具体的に説明できているだろうか。

大橋先生や影山先生から学んでいる
「食の意味」を、も
っと多くの栄養士に広めて、
 認識をそろえたい。

・「栄養」「運動」「休養」……
健康の3大要素の内容を

 栄養士は理解できているのだろうか。

・大橋禄郎先生が提唱されておられる健康の6大要素、
 上記の3大要素にプラス3つの要素
 「ストレスコントロール」「よい人間関係」
 「生きがい(情報)」を学び、
 栄養士自身が体現する必要があるのではないか。
などなど……。

このように考えるのも、パルマローザや文章教室で
学ばせていただいているからこそ。

当日は、10枚のテキストに、
ぎっしり、いっぱい、具体的に
7つのポイントをお示しいただきました。
参加者として、おもに印象に残っていることを
2つあげてみます。

1.食の意味:
「食」の栄養補給以外の目的を
軽く考えない。

  人間にとって「食」がどのような意味をもつのか、
  栄養士の仕事が多様になっているからこそ、
  食の多様性も認識しておく必要があると
  改めて学びました。

  たとえば、どうしてデザートを食べるのか。
  以前、仏壇にお供えしているお菓子を食べてしまう女性に
  「お供えを模型(フードモデル)にすればいい」と
  紹介されていた書籍を思い出し、センスの低さを
  思い出してしまいました。

  「人間がわかっていない人が食事相談ができるのか」
  自分を知るためにも、
  まだまだ学ばなければいけない分野が

  いっぱいあることを感じました。

2.「食の地図」を持たずに、食のガイドはできない
  食生活の「栄養バランス」を「食の地図」とわかりやすく、
  お示しくださいました。

  「四群点数法」、そして、
  室町時代が起源とされる「一汁三菜」の

  献立理論に高い整合性があることや、
  質や量の管理ができ、

  家庭の食事に限らず、
  外食や中食にも適応できることなど

  メリットをお示しいただき、
  「マゴワヤサシイ」「食事バランスガイド」では
  相手を迷子にさせてしまっていることがイメージできました。

  また「『四群点数法』は女子栄養大学のものでしょ?」など
  抵抗を示す人に対する答え方の例を
  テキストにお示しいただいたことは驚きでした。
  卒業生でありながら、とても心強い気持ちでいっぱいです。
  自分のコトバで答えることができるよう
  噛み砕いていきたいと思います。

会の世話人としても、
アンケートをじっくり拝見させていただいております。
パルマローザ組のアンケートのぎっしり度、充実度は、
いつもどおりのことでございますが、
ゼミの一環として、参加された臨床栄養学研究室の
18~20
歳の学生さんのご感想がとても頼もしいものでした。

「栄養士の仕事は「人間に対するサービス」であるからこそ
 栄養素以外にも視野を広く持って
 学んでいかなければならない」

「人生100年と考えると
 健康を6大要素で考える必要がある」

「自分が思っていた言葉の意味や
 栄養士の役割などが旧かったり

 偏ったりしていることに気づいた」など、

 主催者の先生方も
 学生さんの理解度に感心されておられました。

大橋先生に「本学で授業を持っていただきたい!」
と素直に、直球が投げられる若さにも感服。


今回のご講義で、打たれた点:
人間性、社会性の視野も広げて、

食の意味などを忘れずに、後輩たちが活躍できるよう、
いち先輩としては、それらの手助けができるように
活動していきたいと思います。

当日の参加者は、合計62名。
診療所やクリニックに勤務する栄養士だけでなく、
病院や商品開発、地域などでご活躍の栄養士が
参加されました。

「パルマローザ組み」の13名(プラスご紹介5名の計18)は、
遅刻も、当日欠席もなし!!
パルマローザ組のみなさまは、
遠くから拝見してもすぐにわかります。

受付からセミナー、懇親会まで、表情や身だしなみ、
同席の先生方へのごあいさつ(話し方)、姿勢など、
華やかに、美しく、魅せられ、
女子栄養大学短期大学部の学生、先生方の
刺激になられたようです。

2017
年、私の1月最後の土曜日は、
いままでのご縁が有意義な時間につながっていること、
まさに健康の要素、「よい人間関係」「生きがい」を
実感した1日でした。

大橋禄郎先生、影山なお子先生、
パルマローザからご参加くださいました、
岩田さん、植村さん、甲斐さん、川崎さん、齋藤さん
佐藤さん、竹本さん、谷口さん、三奈木さん、米澤さん
三上さん、丹羽さん、感謝申しあげます。

と同時に、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


by e-brushup | 2017-02-06 17:04
<< 拝啓 『エンパル』 30号 様  「食と健康情報の鮮度を高めるた... >>



影山なお子が主催するイベント・研修会の活動報告。
by e-brushup
カテゴリ
「食コーチング」
「コミュニケーション研究会 ひろしま」
「食ジム」
「アクションクッキング」
輪読会
メイクセミナー
身だしなみセミナー
栄養士のためのマラソンセミナー
絵手紙
かがや着・マーケット
「モチベーション」
デコパージュ
文章教室
エンパル
一般体操指導員
ストレス
立ち居振る舞いセミナー
アロマセラピー
人生100年時代
国立劇場
フェイスストレッチ
大橋禄郎先生
東畑朝子先生
≪パルマ キャリアアップ サロン≫
≪輝いていたデ賞≫
≪ぶら パルマ≫
「歩コム(アルコム)」
ハウステンボス
肯定的指摘、肯定的問いかけ
写真教室
食のものさし
食育
ダイビング
栄養士のためのライフデザイン
問いかけ100本ノック
講話力強化セミナー
東京オリンピック
谷口佳津子先生
影山なお子講演
「応え方100本ノック」
用字用語
メタボリックバスターズ!
ダイビング
パルマローザ
ワインセミナー
栄養計算
合宿
摂食障害
「ステイ・ホーム」
愛の不時着
食コーチング講師養成講座
ZOOM研修会
「栄養士の料理はおいしい!!」
京都
福岡・糸島
映画鑑賞
食文化研究会
浴衣着つけセミナー
お片づけセミナー
日本体育大学
韓国
韓国語
話し方
最新のコメント
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...
メモ帳
テーマは
『人間力を磨くブラッシュアップセミナー』

ブラッシュアップセミナーは、影山なお子が主宰する、健康支援者のスキルアップ、テーマ研究、交流などを目的とした、健康支援者のためのサークルです

ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧