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「食の歩き方」を魅力的に伝える、食のガイドになりたい。
「食の歩き方」を魅力的に伝える、食のガイドになりたい。_d0047170_00253547.jpg
ご感想 小林 美穂さん
(静岡県 病院 管理栄養士
「食コーチング」第10期修了)


10月28日(土)に開催されました

「食のものさし」5回シリーズ、
パート①に参加いたしました。

「食の歩き方」を魅力的に伝える、食のガイドになりたい。_d0047170_00255588.jpg

「栄養バランス」をどう学び、どう伝えればよいか。

食の地図・「四群点数法」を中心に。

人はなぜ、食の基準を求めるのか。

講師 大橋禄郎先生

今まで、
「何をどのくらい食べればよいか」をお伝えする際に

6つの食品群に分かれている
糖尿病の食品交換表を使ったり、

主食・主菜・副菜料理を3・1・2の割合にする

3・1・2弁当箱法を使ったりしていました。

大橋先生、影山先生のセミナーの中では、
以前から、
「四群点数法」のお話を
伺ってはいたものの、

私にとっては、
なじみが薄く実際に活用はしていませんでした。

しかし、糖尿病交換表も弁当箱法も

現在勤務している病院のご高齢の患者さんには、

主食、主菜というコトバも
専門用語になるのでは……と懸念し、

使いずらいと感じていました。

栄養状態に不安がある方、
フレイル、サルコペニアの予防のためにも

何をどれだけ食べたらよいのかをお示しするうえで、
第1群に卵・乳、乳製品、

2群に肉、魚、大豆製品、第3群は……と続く、
「四群点数法」は、
必要とされる食品の順番

お示しできることでわかりやすく、
活用していきたい!!
とあらためて実感した1日となりました。

初回に参加できたことは、
私にとって、とても有意義な意味深いことだと
あらためていま、実感しています。

女子栄養大学創設者であり、
「四群点数法」の生みの親・香川綾先生のお話は、
当時、女子栄養大学出版部で活躍されていた
大橋先生からでしか拝聴することができない

「食のものさし」のいろいろ、
またその背景、歴史についてのお話の数々。

全ての国民の食を支える食の地図である
「四群点数法」が誕生するまでのヒストリー。

香川綾先生と大橋先生との細かいやり取り、

そして大橋先生が当初の呼び名であった
「香川式」を
日本中に普及させるのであれば
個人の名前ではないほうがよいと反対したことで、

「四群点数法」との名で普及し
今の私たちに伝えられてきたことなど、

歴史的な場面に触れたお話をうかがえたことは
一生忘れることがないでしょう。

「『四群点数法』をどう位置づけるか。」

のお話の中で印象に残ったこと3つ。

1.「四群点数法」の利点。

①すべての食材が4つに分類されていてシンプル。

②健康な人、病気の人という別なく
 活用することができる。

③ベースは「食事摂取基準」であり、
 国の栄養政策に沿っている。

③個々人のエネルギーコントロールを前提にしてあり、
 適正体重の維持、
 メタボロックシンドローム対策としても活用できる。

④関連する資料が書物として
 多く出版されている。(女子栄養大学出版部)

⑤一部の教科書(中学校・高校)に使われたことがあり、
 普及度が高い。

とお示しくださいました。

国の政策に沿って
すべての人にすべての食材が分類されている

価値ある「食のものさし」の1つ、
「四群点数法」を1人でも多くの人に

魅力的に伝え、伝え続けられていくことをしていかなければと

強く感じました。

2.なぜ、「乳・乳製品、卵が第一群」なのか。

香川綾先生としては、
当然の成り行きだったということでした。

欧米の人と同じような身長や体格を獲得し

体力をつけて負けずにやっていけるよう

日本人が一番好きな米を後回しにしても、

「第一群」に思い切って、
牛乳と卵を置くしかない!!と

いう実際のお話を伺いました。

日本人の未来を考えくださった

強く熱い思いに触れ、この大切なこと

魅力的に伝えていく方法を

次回以降のセミナーでしっかり学びたいと思いました。

3.なぜ「食の地図」という言い方をするのか。

健康への道筋を示すという点で
地図に例えることができ、

その地図を持って歩くことで
健康な食生活の道を見失うことはないことを

お示しくださいました。

「『地球の歩き方』があるのだから、
『食の歩き方』があってもよいのでは?」
とは、大橋先生。 
健康な食生活の道を歩きながら
食が楽しく喜びが持てるよう

食の歩き方の魅力的なガイド役になることは、
管理栄養士の大きな
役割と感じました。

先日、読んだ本に

「献立が立てられないと管理栄養士は失格」

病院においては
「経腸栄養投与プランが立てられないと

失格という時代になってきている」
と書かれていました。

管理栄養士の働き方も幅広くなり、
求められていることも

多くなってきていますが、

多くの人の健康をサポートしていく

「何をどれだけ食べたらよいか」という基本を

「四群点数法」をベースにした
「食のものさし」を、

今、大橋先生から学ぶ機会をいただける環境

にあらためて感謝しております。

大橋先生たくさんの貴重なお話をいただき

ありがとうございます。


by e-brushup | 2017-11-03 01:24 | 食のものさし
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